生姜は、古くから漢方に取り入れられており 体にいいものの代表格と言うことができます。
その効果も、身体を温めたり、免疫力を高めたり 胃の健康を守るなど、良い事づくし!
薬味にしたり、生姜焼きのタレに入れたり、 酢漬けにするなどかどなど・・・
食べ方や利用法もたくさんありますが、 採り方によっては、 生姜の持つ効果を半減させていることもあります。
そんなことって・・・
と、思うかもしれませんがあるんです!
そこで、生姜の効果を損なわずに 手軽に利用できる「生姜シロップ」をご紹介いたします^ ^
生姜シロップとは?
一言でいうと、生姜で作ったシロップです^ ^;
生姜を砂糖(黒糖や三温糖でもOK)と水で煮詰めたエキス というと解り易いでしょうか。
市販されているものですと、
- 水は使わずに、生姜と黒糖のみで作っていたり
- 果汁を入れることで、後味をスッキリさせたり
- 砂糖ではなく、蜂蜜を使っているもの など
様々あります。
スッキリ系が好きな方や、甘い方がいいという方で 好みが分かれるかとは思います。
ただ、生姜シロップが、 生姜の効果を取り入れやすいのはどうしてなのか?
ということは、気になるところではないでしょうか。
その秘密は、生姜の持つ「ジンゲロール」という成分にあります。
熱で変化する生姜成分の効果!
シンゲロールは、生の生姜が持っている辛み成分で、 抗菌効果、解熱効果、健胃効果などがあります。
あれ?と、思いましたか?
生姜って体を温めてくれるんじゃぁ~???ですよね?!
確かに、このジンゲロールという成分は、 身体ホカホカに、一役買っています。
先に上げた効果の他に、 末梢血管を拡張する作用と発汗作用を持っているからです。
そのため、生の生姜を食べると一時的に末梢血管が拡張して、 身体がホカホカしてきますが、 それに伴う発汗作用で身体の熱が奪われてしまいます。
つまり、時間の経過とともに、 身体を冷やしてしまうという逆の効果も起こりえるわけです。
「生姜を生で食べると身体を冷やす」 ということを聞いたことはありませんか?
それは、この発汗作用がもたらす効果からきています。
さて、このジンゲロールですが、 100℃以下の熱を加えることで「ショウガオール」という成分に変化します。
ショウガオールは、血行を良くし、新陳代謝を上げる働きをするため 身体を芯から温めてくれます。
もう解りますね?!
生姜を食べると身体ホカホカは、 ジンゲロールよりもショウガオールを摂取した方が効率的です。
ただ、中には、 生姜の辛みが苦手な方もいらっしゃるかと思います。
そんな方でも「生姜シロップ」であれば、 抵抗なく、ショウガオールを摂取できるのではないでしょうか。
だって、シロップですから・・・基本甘いです^ ^
超簡単!生姜シロップの作り方
生姜シロップは、市販されていますので、 お試しで購入してみてもいいかもしれません。
でも、出来ればあまり甘くない方がいいとか、 シロップを作る時に使われる甘味(黒糖やハチミツ)が苦手 というのであれば、自分で作ってみてはいかがでしょうか?
ここでは、簡単にできる基本のシロップの作り方をご紹介いたします。 本格的に作りたい方は、他のサイトへどうぞ(笑)
【材料】
- 生姜、砂糖、水 ※すべて、1:1:1の分量で用意します。 生姜が100gなら、砂糖100g、水100㏄という具合です。
- レモン汁 少々(お好みで)
【作り方】
- 生姜はきれいに洗って皮をむき2mm程度の薄切りにします
- 鍋に、砂糖と水を入れて火にかけ、 砂糖が溶けたら、薄切りにした生姜を加えます
- 沸騰したら弱火で煮詰め、 生姜のシャキッとが少し残っているくらいで火を止めます (生姜100gで5~10分程度)
- お好みでレモン汁を加えてください
- 出来上がった生姜シロップは、ビンに移し替えて、 冷蔵庫で保存してください ※生姜を入れたままにするかどうかは、お好みでOKです。
生姜シロップにあうスパイス
生姜シロップは、シナモンやグローグ、ローリエなどとの 相性がいいので、お好みで入れてみるのもいいかもしれません。
スパイスではありませんが、甘味をスッキリさせたい場合は、 上白糖ではなくグラニュー糖を使ってみてください。
出来上がった生姜シロップは、 炭酸水で割った「ジャンジャエール」として飲むのが定番です。
生姜の効いた、無添加のジンジャエールは かなり癖になると、個人的には思います☆
その他にも、紅茶に入れると「ジャンジャーティー」に! ミルクとの相性も抜群です。
お酒が好きな方であれば、 ホワイトラム&生姜シロップ&炭酸水&スペアミント&ライムで モヒートにしても美味しいです^ ^
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