冬が近づくにつれて、
今年の冬はどうなんだろう?
と、気候を気にする会話をよくするようになります。
が・・・
冬になると猛威を振るうインフルエンザは、
もっと、気になったりはしませんか?
ぶっちゃけ、インフルエンザなんて、 かからないに越したことはありません。
きっと、予防接種を受ける方も多いかと思います。
でも、この予防接種にかかる費用が 地域や医院によって、まちまちだというから驚きです。
どうしてこんなことが起こるのでしょうか?
インフルエンザの予防接種費用がバラバラな理由
これは、少し意外なことかもしれませんが、 インフルエンザの予防接種は、保険外診療となっています。
いわゆる、自由診療です。
自由診療は、診療費用に法的な制限がないため、 各医院において、費用を決めることができます。
そのために、費用の差が出てしまっています。
実際にかかる費用はどのくらい?
2015年から2016年においての
全国平均費用は、3,204円という統計がでています。
※QLifeの統計調査による、成人1回目(税込・助成なし)の場合
もう1つ前のシーズン(2014年~2015年)の、 平均費用は、2,939円でした。
値上がりの理由は、ワクチンに使用されている抗原が、
- 3種類(A型2種類、B型1種類)から
- 4種類(A型2種類、B型2種類)に変更されたため
仕入れ価格が上がった事が主な原因とされています。
※ワクチンが3価から4価になったと言われているのはこのことです。
今年も4価のワクチンとなりますが、 調べたところ、3,000~4,000円の医院が多いようです。
子供の費用
生後6ヶ月から12歳までのお子様は、 ワクチンを2回打つ必要があります。
この事があってか、 1回の費用は、成人よりも若干ですが安価です。
2015年~2016年の平均費用をみてみると、
- 1回目:病院 2,702円、診療所 2,525円
- 2回目:病院 2,379円 診療所 2,160円
となっています。 ※QLifeの統計調査による
ここで、小さなお子様が なぜ、予防接種を2回受けなくてはいけないのか? という事に、触れておきたいと思います。
一部から、成人用のワクチンより薄いからでは? という疑いの声も聞こえてきますが、違います。
インフルエンザの予防接種は、 体内に抗体を作るためのものです。
小さなお子様は、1回の摂取だけでは 十分な抗体を作ることが出来ないために、 2回受けることが必要となっています。
また、2回目の予防接種を受けるタイミングは、 1回目を受けてから、4週間後が最適とされています。
予防接種を受ける時期
さて、インフルエンザの予防接種は、 受けてすぐに効果が表れるものではありません。
えっ?! と、思いましたか?
もし、予防接種を受けた後すぐに効果がある そんな風に思っていたとしたら、忘れてください。
インフルエンザの予防接種は、効果が表れるまで 約2週間という期間を要します。
効果が持続する期間は、約5ヶ月間ありますから、 インフルエンザの流行期間の2週間前には 予防接種を済ませておきたいところです。
ちなみに、インフルエンザが流行する期間は、 その年の12月下旬~翌年の3月にかけてですから、
逆算すると、遅くとも12月中旬までには、 済ませておいた方がいい計算になります。
いつ予防接種を受けようかな?と 悩んでいるのであれば、どうぞ参考にされてください。
インフルエンザの予防接種は、 必ずかからないという保証をするものではありません。
その目的は、
- インフルエンザにかかりにくくすること
- 万が一、かかった場合の症状を軽減すること
この2つです。
このことも、頭の片隅に入れて置いて欲しいと思いましたので、 補足させていただきます。
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